海外仮想通貨取引所のメリットやデメリットは?初心者向けに徹底解説

海外仮想通貨取引所を利用する際には、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。

メリットばかり注目しがちですが、デメリットについて承知の上で利用する必要があります。

では、海外仮想通貨取引所を利用するメリットとデメリットにはどのような点があるのでしょうか。

本記事では、海外仮想通貨取引所の種類や特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

今すぐメリットが多い海外取引所が知りたい方は「【2025年】海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング10選を紹介」も参考にしてくださいね。

海外仮想通貨取引所の種類と特徴

海外仮想通貨取引所の種類としては、主に以下2つがあります

海外仮想通貨取引所の種類

各種類の詳細や特徴について、以下に解説します。

それぞれの特徴について理解して、どちらを選択するのかを慎重に選択してください。

CEX(中央集権型取引所)

CEXとは「Centralized Exchange」の略称であり、日本語では中央集権型取引所と呼ばれています。

CEXの特徴として、オーダーブック形式を採用している点が挙げられます。

オーダーブック形式とは、オーダーブックと呼ばれる機能を使用して、トレーダーの売買注文をマッチングして取引を約定する方法のことです。

一企業が提供しているオーダーブックの機能を活用しています。

また、CEXは取引所ではマッチングさせるだけでなく自ら売り手または買い手として市場に参加するケースもあります。

これをマーケットメイカーと呼び、取引を活性化させる特徴があります。

多くの海外仮想通貨取引所でCEXを採用しており、流動性が高く法定通貨と仮想通貨の交換が容易な点が特徴的です。

ほかにも、CEXは多くの国において法的な規制を遵守して運営されているので、信頼感が高いです。

DEX(分散型取引所)

DEXとは「Decentralized Exchange」の略称であり、日本語では分散型取引所と呼ばれています。

DEXの場合、特定の管理者が設置されずブロックチェーンを活用して仮想通貨の取引を行います

仲介者がいない関係上、ネットワークに参加しているトレーダー自身が、秘密鍵を管理しなければなりません。

DEXの場合は資産を自分自身で管理する必要があります。

取引をブロックチェーンに記録しているため、トレーダー自身の資産管理が可能となっています。

一定のルールに従って、契約内容を自動的に執行可能なスマートコントラクトという仕組みが導入されているので、第三者が介入する方法よりもスムーズに取引可能です。

DEXでもオーダーブック形式が利用できると同時に、AMM(自動マーケットメイカー)方式も利用できます。

AMMでは第三者を仲介せず、自動的に市場に流動性を与えるシステムを採用しています。

これにより、貯金箱のようなイメージで流動性プールにトークンを預けて、代わりに自分が必要としているトークンを受け取ることが可能です。

海外仮想通貨取引所のメリット

海外仮想通貨取引所を利用する事によるメリットとして、以下が挙げられます。

日本の仮想通貨取引所にはない魅力が満載であり、特徴をしっかりと掴んでおきたいものです。

具体的なメリットについて、詳しくみていきましょう。

取引ペアが豊富で銘柄数が多い

海外仮想通貨取引所の場合、豊富な取引ペアが用意されている点が挙げられます。

これは、単純に銘柄数が日本の海外仮想通貨取引所と比較して圧倒的に多いためです。

なぜ取り扱っている銘柄数に違いがあるのかと言えば、日本の海外仮想通貨取引所の場合は改正資金決済法のホワイトリストの影響を受けて規制されているためです。

安全に利用できる反面、銘柄数が少ないのは物足りないものです。

仮想通貨の場合、世界中で4,000種以上が存在していると言われています。

海外仮想通貨取引所では、ガバナンスが緩めのため多くの銘柄をターゲットにトレードできる点が魅力的です。

取引手数料が国内取引所より安い

海外仮想通貨取引所の場合、取引手数料が国内取引所よりも安い傾向があります。

手数料やスプレッドの両面で低く抑えられているので、日々のトレードをよりお得におこなえるメリットがあります。

これは、取引量が多く取引所が運営するサービスの規模が大きいため実現しているのです。

レバレッジ取引で最大100倍以上が可能

海外仮想通貨取引所の場合、最大100倍以上のレバレッジを利かせてトレード可能です。

日本の海外仮想通貨取引所の場合、金融庁の規制を受けて最大2倍までのレバレッジしかかけられません。

一方で、海外仮想通貨取引所の場合は特に規制がないので各取引所で自由に設定しているのです。

各取引所でセールスポイントとしてレバレッジの倍率を競っている側面があります。

レバレッジ取引によって、少ない資金であっても資金効率を上げてトレードできるメリットがあります。

また、下落相場であっても利益を狙える点が魅力的です。

キャンペーンやボーナスが充実

海外仮想通貨取引所では、キャンペーンやボーナスが充実している特徴があります。

口座開設するだけでトレードで使用できるボーナスを獲得できたり、お友達を紹介すると紹介報酬を獲得できたりするキャンペーンが開催されています。

通常、ボーナスはそのまま出金できないものの少ない資金であってもトレードできる資金を得られるのは魅力的です。

ボーナスを使って海外仮想通貨取引所を始めたい方は「海外仮想通貨取引所のボーナスキャンペーンを徹底比較【2025年最新版】」を参考にしてください。

海外仮想通貨取引所のデメリット

海外仮想通貨取引所のデメリットとしては、以下が挙げられます。

普段利用する中で支障をきたす可能性がある項目も含まれるため、善し悪しをしっかりと判断する必要があります。

それぞれのデメリットの詳細は、以下のとおりです。

金融庁の認可を受けていない

海外仮想通貨取引所の場合、金融庁の認可を受けていない状態です。

金融庁の認可を受けていない海外仮想通貨取引所を利用すること自体は、特に違法性はありません。

ただし、いざトラブルが発生した場合は救済を求めることができないのです。

すべてが自己責任を承知の上で利用する必要があります。

金融庁では、「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」という情報を定期的に公開し、警告を行っています。

また、海外業者向けの法整備が進んでおり、今後はさらに規制が強まる可能性があります。

日本円での入出金に制限がある

海外仮想通貨取引所の場合、多くの場合日本円をダイレクトに入出金できません

入金と出金ともに、一度国内の仮想通貨取引所で仮想通貨から日本円に換金する必要があります。

また、クレジットカードによって直接海外仮想通貨取引所に入金することは可能です。

一部の海外仮想通貨取引所では海外送金の形で日本円を入出金できるものの、高い手数料がかかるので現実的な方法ではありません。

日本語サポートが不十分

海外仮想通貨取引所の場合、日本語でのサポートが不十分なケースがあります。

多くの海外仮想通貨取引所では、日本人トレーダー向けのWebサイトを用意しているケースが多いです。

日本語化されており、一見すると日本人なら誰でも利用できそうにみえる反面、不自然な日本語の場合があります。

翻訳機能を使用しているため細かいニュアンスが異なっている場合が多いです。

また、困ったことがある場合にサポートを受けたくても、オペレータと日本語でうまく意思疎通できないケースがあります。

優良な海外仮想通貨取引所の場合、日本人スタッフからサポートを受けられる一方で、一部では翻訳ソフトを介してコミュニケーションを取らなければならないので十分なサポートを受けられない場合がある点には注意が必要です。

【メリットが多い】おすすめ海外仮想通貨取引所

ここまで紹介した海外仮想通貨取引所としてのメリットが特に多い取引所として、特に以下がおすすめです。

海外仮想通貨取引所おすすめランキング

各仮想通貨取引所の特徴的なポイントについて、詳しく見ていきましょう。

OrangeX

OrangXはメリットが多いおすすめ海外仮想通貨取引所
引用元:OrangeX公式サイト
海外取引所OrangeX
レバレッジ最大200倍
取扱銘柄数355種類
取引手数料0.02%~
ボーナス3,000円の口座開設ボーナス
7,000円の入金ボーナス
日本語対応
公式サイトOrangeX公式サイト
OrangeXの基本情報

海外仮想通貨取引所を利用するメリットを、最も多く揃えているのがOrangeXです。

OrangeXは、最大200倍のレバレッジ取引が可能であり、少ない資金でも大きな利益を上げることができます

また、各種ボーナスが充実している特徴もあります。

ボーナスを活用すれば、さらに少ない資金でリスクを抑えてトレードできます。

OrangeXは完全日本語対応しており、サポート体制も充実しているので安心して利用可能です。

さらに、OrangeXはコピートレード機能が充実しています。初心者でもプロトレーダーと同じトレードを再現できますよ。

海外取引所が初めての方は、メリットが多いOrangeXでの仮想通貨投資がおすすめです!

Bybit

Bybitはメリットが多いおすすめ海外仮想通貨取引所
引用:Bybit公式サイト
海外取引所Bybit
レバレッジ最大100倍
取扱銘柄数1,500種類以上
取引手数料0.005%~
ボーナス最大450万円
日本語対応
公式サイトBybit公式サイト
Bybitの基本情報

Bybitは、1,500種類の取扱銘柄を最大100倍のレバレッジで取引できる海外取引所です。

アルトコインも多いので、これから大幅に値上がりする可能性がある銘柄をピックアップして取引できます。

また、取引手数料も0.005%からと非常に安いです。スキャルピングやデイトレードがメインの方には、より大きなメリットとなるでしょう。

さらに新規登録者限定でもらえるボーナスは、最大450万円分と非常に豪華です。

取引スペックが高く、メリットが多い海外取引所を利用したい方は、ボーナスも豪華で日本人からも人気が高いBybitを利用しましょう。

MEXC

MEXCはメリットが多いおすすめ海外仮想通貨取引所
引用:MEXC公式サイト
海外取引所MEXC
レバレッジ最大200倍
取扱銘柄数2,608種類
取引手数料0.01%~
ボーナス70USDTの口座開設ボーナス
450万円の入金ボーナス
日本語対応
公式サイトMEXC公式サイト
MEXCの基本情報

MEXCは、2,600銘柄以上の仮想通貨を取り扱っている海外仮想通貨取引所です。

新規仮想通貨の上場が早い特徴があり、いち早くアルトコインをみつけて購入したいトレーダーにおすすめです。

レバレッジは最大200倍と高めであり、ゼロカットシステムにより安心してトレードできます。

取引手数料が業界最安水準であり、お得にトレードできる点も評価できます。

さらにMEXCは、世界ランキングでも上位の取引所となっており、安全性や信頼性も問題ないでしょう。

アルトコインを取引したい方や安い取引手数料でトレードしたい方は、メリットが多いMEXCがおすすめです。

Vantage

Vantageはメリットが多いおすすめ海外仮想通貨取引所
引用:Vantage公式サイト
海外取引所Vantage
レバレッジ最大2,000倍
取扱銘柄数1,000種類以上
取引手数料手数料無料
ボーナス15,000円の口座開設ボーナス
150万円の入金ボーナス
日本語対応
公式サイトVantage公式サイト
Vantageの基本情報

Vantageは、最大2,000倍のハイレバレッジでトレードできる海外仮想通貨取引所です。

複数の国際ライセンスを保有しており、信頼性が高いのも利用するメリットのひとつ!

また、充実した日本語サポート体制によって、困ったことがある場合でも気軽に相談できますよ。

さらにトレードするほどポイントが貯まるなど、独自のサービスがある点も魅力的です。

仮想通貨をハイレバレッジで取引したい方や、お得にポイントを貯めながらトレードしたい方はVantageを利用しましょう。

Bitget

Bitgetはメリットが多いおすすめ海外仮想通貨取引所
引用:Bitget公式サイト
海外取引所Bitget
レバレッジ最大125倍
取扱銘柄数873種類
取引手数料0.02%~
ボーナス30ドルの口座開設ボーナス
50万円の入金ボーナス
日本語対応
公式サイトBitget公式サイト
Bitgetの基本情報

Bitgetは、8万人以上のコピートレーダーを利用できる特徴があります。

さまざまな種類のコピートレードから選択できるので、自分好みのものをみつけやすいメリットがあります。

24時間365日の日本語サポートを受けられるので、トラブル発生時にいつでも気軽に相談できる点が魅力的です。

さらにBitgetはキャンペーンも充実しており、例えばBTCとラ・リーガ限定グッズを獲得できたりします。

コピートレードに興味がある方や安全に海外取引所を利用したい方は、日本人にも人気が高いBitgetを利用しましょう。

メリットが多い海外仮想通貨取引所の選び方

海外仮想通貨取引所においては、よりメリットが多いものを選べるかが重要です。

そこで、以下の観点で慎重に選定することをおすすめします。

各ポイントについて、詳しく解説します。

取扱通貨と流動性をチェック

海外仮想通貨取引所を選ぶ際には、取り扱っている通貨の種類と流動性を確認してください。

取扱通貨数は、基本的に大いに超したことがなくなるべく多くの通貨を扱っている取引所の方が選択肢が多いのでおすすめです。

ただし、取り扱っている数が多いだけで流動性が低いと、自分がトレードしただけで大きな価格の変化が生じる場合があります。

また、流動性が低いとスプレッド差も広くなってしまうため、価格の変化に着目して流動性を見極めてください。

取引手数料とスプレッドを比較

海外仮想通貨取引所を選ぶ際には、取引手数料とスプレッドをよくチェックしてください。

仮想通貨取引所には、取引所方式と呼ばれるトレーダー同士で仮想通貨売買取引を取引所が仲介する形式で行う取引方式があります。

取引所方式では、約定金額に一定の手数料率をかけて、取引手数料が差し引かれるのです。

手数料は仮想通貨取引所によって独自に設定されます。

取引所方式では、メイカーと呼ばれる取引板にない価格で買い注文や売り注文する人と、テイカーと呼ばれる取引板にすでに存在する価格で買い注文や売り注文を行う人によって、手数料が異なります。

一方で、販売所方式とは買値と売値の価格差となるスプレッドが、実質的な手数料として差し引かれる方式です。

販売所方式の場合、取引手数料を無料であるもののスプレッドが取引コストとなります。

スプレッド幅はその時々によって異なるのでよく確認しておきましょう。

一般的には、取引所方式の取引手数料と比較した場合、販売所方式のスプレッドの方が割高となります。

そのうえで、より手数料がかからない仮想通貨取引所を選定してください。

セキュリティ対策を確認

海外仮想通貨取引所を利用する際には、セキュリティ対策の状況を良く確認してください。

昨今、仮想通貨取引所を狙ったハッキングが横行している状況です。

仮想通貨分析会社である米チェイナリシスが公表した仮想通貨犯罪リポートによれば、2024年にハッキングによって仮想通貨が盗難された被害額は約3,400億円でした。

これは2023年と比較して2割も多い状況です。

海外仮想通貨取引所ではセキュリティ対策としてコールドウォレットやSSL通信、二段階認証などの仕組みを採用しています。

また、セキュリティに関する認証取得やSAFU保険基金などの対応がされていると、より安心して利用できます。

日本語対応の充実度を見る

海外仮想通貨取引所を選ぶ際には、日本語対応の充実度をチェックしてください。

基本的に、海外仮想通貨取引所では日本語のWebサイトを用意しており、基本的な情報を入手できます。

ただし、一部では意味が通じない単語などを使用している場合もあるので、わかりやすい日本語表記となっているかをチェックしてください。

明らかに翻訳ソフトで翻訳しただけのWebサイトの場合は要注意です!

また、Webサイトだけでなくサポートにおいて日本語対応しているかどうかもチェックすることが重要です。

利用する前に、疑問点を事前に問い合わせして適切に日本語対応してくれるかどうかを確認しましょう。

海外仮想通貨取引所に関するよくある質問

ここでは、海外仮想通貨取引所に関する、よくある以下の質問を紹介します。

各質問に対する回答も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

海外取引所は日本人でも利用できる?

海外仮想通貨取引所は、日本人トレーダーを多く募集しており登録して利用する分には特に問題なく利用可能です。

ただし、多くの海外取引所は日本の金融庁に登録して以内ので、日本の法律において保護されていない点には注意が必要です。

また、日本人トレーダーに対するサポートが不十分な海外仮想通貨取引所もあるので、選定時に良く確認してください。

海外取引所を利用しても税金の確定申告は必要?

海外仮想通貨取引所を利用して利益を出した場合、日本において確定申告により納税が必要です。

海外仮想通貨取引で得られた所得に対しては、原則は雑所得として扱われます。

また、サラリーマンの場合は海外仮想通貨取引所を含めた仮想通貨の年間利益が20万円以下の場合は、確定申告は不要となります。

雑所得に対する税率と控除額をまとめると、以下のようになります。

課税される所得金額税率控除額
1,000円 から 1,949,000円まで5%0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%2,796,000円
40,000,000円 以上45%4,796,000円

必ず確定申告によって、納税してください。

海外取引所のボーナスは出金できる?

海外仮想通貨取引所で獲得したボーナスは、そのまま出金できません

ボーナスは、あくまでもトレードで使用する資金として付与されるものです。

ボーナスを使用してトレードして、得られた利益については出勤できるものの、そのままでは出金できないので注意しましょう。

海外取引所でのトラブルはどう対処する?

海外仮想通貨取引所で発生したトラブルは、基本的に取引所に相談して解決する必要があります。

やりとりにおいて、日本語でいかにコミュニケーションを取れるかが重要となります。

また、日本の金融庁から許可を得ていない関係上、日本の仮想通貨取引所で発生したトラブルと比較してリスクが高いのが実情です。

海外仮想通貨取引所との間で話し合いが決裂した場合、弁護士に相談して対応してもらう方法もありますが、相応の費用がかかります。

まとめ

海外仮想通貨取引所では、特性を理解すれば日本の仮想通貨取引所では得られない大きなメリットを受けられます。

一方で、海外仮想通貨取引所ならではのデメリットも多く存在します。

以上から、いかにメリットが大きくデメリットによる影響が少ない海外仮想通貨取引所を選定できるかが重要です。

本記事で紹介した内容を参考に、海外仮想通貨取引所を有効活用してください。

この記事を書いた人

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